ファンシーラットは仲良し
多頭飼いがしやすい小動物なファンシーラットですが、どんな状況でも多頭飼いができるのかといえばそうでないこともあるようです。同じ日に同じ母親から生まれた、要するに実の兄弟姉妹であっても多頭飼いをしていると不仲になってしまうケースもあるようです。逆に途中から多頭飼いしても問題なく同居することができるラットたちもいます。我が家では1歳離れた血のつながりのないファンシーラットとの同居に成功しています。初めは同居がうまくいくかどうかドキドキしましたが、うまくいってハンモックの上で2匹が寝ているのを見たときはとてもうれしかったのを覚えています。
ファンシーラットの多頭飼いのおもしろさ
昼間のファンシーラットはよく寝ていますが、多頭飼いしているとその寝姿も楽しいです。ほんといろいろな姿勢で寝ていて、どっちが強いとか優位とかなくて寝相が悪くてお互いにおかしな姿勢で寝ていることがあります。
また、ファンシーラットを多頭飼いしているとお互いに毛繕いをするのですが、その姿がまたなんともかわいいのです。個体によって毛繕いの仕方が若干違っていてすごく雑な毛繕いをするラットもいれば、丁寧に毛繕いするラットもいます。飼い主の指の毛まで毛繕いしにきてくれて、それを見た別のラットがなぜか飼い主の指を舐めにやってきたりします(毛繕いはしない...)。
多頭飼いしているファンシーラットの毛繕いで一番おもしろいのは、ラットの鳴き声を聞くことができることです。1匹だとほとんど鳴き声を出しませんが毛繕いをされているラットはすごく気持ちよさそうな顔をして「ピッピッ!」と鳴き声を出します。ファンシーラットの声が聞ける貴重なタイミングだったりします。
ファンシーラットを途中から多頭飼いにする
ファンシーラットを1匹だけ迎えたけど、いまから多頭飼いしたい!と考える人もいるでしょう。正直言うとあまりおすすめはしません。でも途中から多頭飼いにできることもあります。途中からの多頭飼いをするための具体的な方法は別の記事で紹介する予定ですが、以下の点を十分に心に留めておいてほしいと思います。
- 飼い主がよく見張って慎重に行う
- 油断せず常にラットたちの様子を見る
- うまくいかなかったときは別々のケージで飼育できるように準備しておく
ファンシーラットを多頭飼いにしてケージの中がにぎやかになるととても楽しくなります。でも、雑にあとから多頭飼いにしようとすると思わぬ事故が起こるかもしれません。
ラットのためにも飼い主のためにも、慎重に多頭飼いをするようにしましょう。