ファンシーラット ケージ

ファンシーラットを水槽で飼うとベタ慣れになる?

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ラットに快適で飼い主に機能的なケージを求めて

ファンシーラットを飼うようになって半年以上たちましたが、理想のケージには出会えていませんでした。ラットにとっては快適で、飼い主にとっては機能的で経済的なケージを探していますがなかなか難しいものです。そんな中で管理人がいろいろと試してきたケージについて率直な感想を書いていきたいと思います。

ファンシーラット

ファンシーラットを水槽で飼うとベタ慣れになる理由

いくつかケージは試してみたのですが、「ファンシーラットを水槽で飼うとベタ慣れになりやすい」というネットの情報を見て水槽での飼育にチャレンジしてみました。

そもそも水槽とファンシーラットのベタ慣れがどう関係しているのかということを、飽くまでネットの情報ですが説明します。水槽には出入り口が上にしかありませんが、ラットは自力では簡単に上から出ることができません。そこで賢いラットは飼い主の手をハシゴ替わりにすれば水槽の外に出ることができると理解します。そのため水槽の外に出たいラットは飼い主の力が必要なので飼い主と仲良くしようとするらしいです。

さらに、ラットにとって一番安全な場所は水槽で、その次に飼い主ということになります。そのため部屋んぽ中などに何か恐怖を感じたら水槽にもどるためにまず飼い主の体に登ってきます。これがベタ慣れの第一歩というわけのようです。飼い主にとってもうれしいですよね、なんか頼られてる感じがして。

水槽で飼ってベタ慣れになるかはラットの性格による

うちのラットが水槽で飼うことによってベタ慣れになったかというとそうでもない気がします。というのも、そもそもうちのラットはかなりの臆病者なのでなかなか水槽の外に出ようしません。よって飼い主の力がさほど必要ないようでした。それにそこそこ大きくなっていたので、飼い主がいなくてもジャンプして水槽の縁に乗ることができるようでした。

ただ、水槽の場合は上の部分が大きく空いているのでラットとのコミュニケーションがとてもとりやすく、特にハンモックをつけているとハンモックで寝ているラットをとても触りやすいのでかなり懐くようにはなりました。管理人としては腕を伝って肩に乗るとかを期待していたのですがそこには至りませんでした・・・。

ファンシーラットを水槽で飼うことのメリット

水槽でファンシーラットを飼っているととてもよかったのが、中が非常に見やすいことです。鑑賞したり写真をとったりするのにはとても良いと思います。当サイトではラットの写真をちょくちょく掲載しているので、ラット撮影にはとても役立っています。

それだけではありません。床材がまわりに飛び散りません。ラットは活動的なときはケージのなかでも走り回るので、床材がケージのまわりに飛び散ります。特に発情期のときのメスは興奮してケージのなかでダッシュを繰り返し、床材を飛ばしまくりです。この掃除が意外と面倒くさいのですが水槽だとまずまずその心配はありません。

あと、水槽内の臭いが気になった場合、丸洗いすることができます。がっつりと掃除できるので臭いがきれいさっぱりなくなります。水槽なので中に水をためてスポンジでゴシゴシと入念に洗えます。

うちのラットはもともとビビりなので脱走したことがないのですが、水槽だとどんなに小さいラットでも脱走はほぼ不可能です(蓋がきっちりされていれば)。隙間がない、穴を開けられない、登れないの三拍子です。

もちろん水槽にはデメリットもたくさんある

とはいえ、水槽でファンシーラットを飼うことのデメリットもいろいろあります。まずは何よりも重いということです。先ほど水槽はしっかりと洗えると書きましたが、この水槽の重さがネックになってきます。管理人は最近戸建に引っ越したのですが、2階の自分の部屋から庭まで水槽を持ってくるのが結構大変です。万が一落として割ってしまったらと思うとぞっとします。

さらに大きなデメリットが、給水機やハンモックなど市販のものが使いにくいことです。ちょっと工夫すれば使えるのですが、やはりいろいろと面倒臭いところはあります。もし回し車を回すラットだと回し車の設置もなかなか大変だと思います(うちのラットは回し車を使いません)。置くタイプの回し車は体のサイズが大きいラットの場合、回しているあいだにどんどんと回し車の場所がずれていくと思います。

そして一番気をつけないといけないのが夏場の温度や湿度です。水槽は上部しか通気するところがないので夏は温度や湿度がかなり上昇しやすくなります。ラットは暑さや寒さに比較的強い小動物ですが、それでも昨今の猛暑は人間でもまいってしまう暑さです。我が家では水槽の蓋(バーベキュー網)の上に保冷剤を置いて扇風機をかけたりしていました。いちおう元気に夏を越えてくれたのでよかったですが、老齢とともにどうなるかわかりません。

ファンシーラットを水槽で飼うのも一つの選択肢だと思う

いろいろと書いてきましたが、どんなケージにもメリットデメリットはあるものです。何を重視するかは飼い主さんしだいです。水槽も十分選択肢に入るケージの一つだと思います。管理人も引っ越ししていなかったら水槽で飼い続けていたかもしれません。工具などがあれば水槽にも穴を開けたりできるかもしれないので、そうなれば上記のようなデメリットもいくつかは解消できるような気がします。

管理人は住宅事情と腰痛のため水槽でファンシーラットを飼うのをやめましたが、普通におすすめできるケージの一つだと思います。使わなくなった水槽をどうしようか悩んでいる今日この頃です。




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